トラブルQ&A

「まだらぼけ」の人は遺言できますか。
質問番号405
カテゴリ相続 > その他
2013年10月10日
question
私の父は最近ぼけてきて「まだらぼけ」状態です。
それでも遺言できるのでしょうか。
answer
「まだらぼけ」とは俗語でしょうが、意識がはっきりしている時と、ぼけている時が交互に起こる状態をさすようです。
遺言者の意識がはっきりしている時なら遺言はできますが、その遺言で利益を受ける相続人(例えば長男)に対し、不利益を受ける相続人(例えば長男以外の子)から、その遺言は無効だという裁判を起こされる恐れはあります。

相続人間の争いを防ぐ方法としては、自筆証書遺言ではなく、公正証書遺言にしておく方法があります。
自筆証書遺言は、自分で書けばよいので簡単に作れますが、遺言した時、遺言者はぼけていて、そのような遺言が書けなかった筈だと争われると、意識は明確だったと立証するのはなかなか難しいことです。
なぜなら、誰も見ていないので、証人になる人がいないことが普通だからです。

公正証書遺言なら、絶対に争われないとは言えませんが、公証人や2人の証人の立ち会いの基に作成されるので、かなり争いを防ぐことは確かです。
争いになった場合には、法廷で証言してくれる可能性もあります。

やむを得ず「まだらぼけ」になってから遺言する場合、公正証書遺言を作ることを医師に話して、遺言者の意識がはっきりし、言葉が話せることを確認してもらい、日時や時間、医師の説明などを記録に残しておけば、後で役に立ちます。
証人の2人は、友人や知人ではなく、弁護士や税理士など、裁判になった時に証言することを嫌がらない人に頼むことも大切です。
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