トラブルQ&A

認知症の父が残した遺言書
質問番号492
カテゴリ相続 > 相続
2014年02月28日
question
父が亡くなりました。
私と兄と妹が父の遺産を相続することになったのですが、遺産をすべて兄に相続させるという父の遺言書が出てきました。

父は生前、子ども達3人には遺産を平等に分けたいと話していましたし、遺言書が書かれた時には父は認知症でしたので、兄が父に無理矢理書かせたのではないかと思っています。
answer
遺言書が作成された時点で、遺言内容を具体的に決定し、その効果を理解する能力(遺言能力といいます)が遺言者になければ、その遺言は無効になります。

遺言能力の認定については統一的な基準があるわけではなく、裁判所は様々な要素から総合的に判断します。
遺言者が認知症であったかどうかも判断材料の一つです。
遺言者がかかっていた病院のカルテは重要な証拠の一つとなります。

ただし、遺言書作成時に遺言者が認知症であったからといって、常に遺言が無効となるとは限りません。
認知症の程度が軽く、遺言の内容も簡単なものであれば、遺言能力があったと判断されることもあります。

この他、自筆遺言か公正証書遺言か、遺言者が日頃家族等に話していた相続に関する希望と遺言の内容が違っているかどうか、なども判断材料になります。
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